インターハイ1回戦【野洲×神村学園】
前日からのゲリラ豪雨で心配された試合。
鶴岡では雨だったものの車を走らせているうちに雨は上がり、現地到着の9:00には曇り空。
第一試合開始前には夏らしい痛いくらいの日差しが戻ってきました。
風は強めでしたけどね。
秋田総合スポーツセンターサッカー場は芝の状態は良好だったものの観戦には不向きな作りで、ゴール裏観戦してると隣の試合の様子まで目に入ってくるという良く言えばお得なような、悪く言えば集中しにくいという環境。
ゴール裏観戦ということで遠い方のゴール前でのプレーは本当に見難かったのと遠近間隔がつかめないのと…。
なので、見えていない部分についてはご容赦を。
7(布施) 9(加藤) 16(玉置)
10(望月)
8(高野) 6(松田)
14(武田) 5(横江)
3(平山) 4(水野)
1(細川)
交代:
後半0分 8(高野)→2(香川)
後半15分 5(横江)→13(飯田)
後半33分 9(加藤)→15(円乗)
試合のスタートは意外なものに。
やや神村学園の勢いが勝っているか…と思った矢先、野洲がバイタルエリアまでボールを運ぶと、中央でボールを受けた望月くんの思い切りのよいシュート。
これが何とゴール上隅に決まります。(クロスバーに当たりか当たらないかのギリギリのところ)
野洲、幸先良く1-0と先制。
まさかこんな早い時間にこんな形で入るとは思ってもみなかったのか、ゴールした瞬間、神村の選手も野洲の選手も「え!?」って感じで止まっているように見えました。
ただ、その後、神村学園の選手の出足が良く、自陣深くに押し込められなかなか脱出できない時間帯もありました。
相手も野洲が蹴ってこないことはよくわかっていてボールホルダーに鋭く寄せて、ボール奪取をはかったり、パスコースを上手く限定したり。
自陣深いところで相手ボールになってしまう場面が結構あっていつ失点してもおかしくない展開。
細川くんのセーブや神村学園の選手のフィニッシュでのミスに助けられました。
ただ、何度かは野洲にいい形もあり、バイタルエリアでパスを回して相手のマークを外すことには成功していました。
う~ん、もっとシュートするという選択肢もあって良かったと思うんだけど…パスを回しちゃうんだよなぁ…^_^;
前半27分には望月くんから右の横江くんの前スペースに展開。
そこからのパスを受けた加藤くんがGKと一対一になるも、シュートはGKに阻まれ追加点ならず。
前半は神村の方が押し気味に試合を進めていたけれど1-0と野洲リードのまま折り返し。
後半はほぼ互角の展開。
後半、野洲が風上にたったせいもあるのか目に見えるミスは減って一方的に押し込まれることはなくなったけれど、神村学園の選手の運動量は落ちず、セカンドボールの奪取率は相手の方が上だったと思います。
そしてボールを奪うと徹底して野洲のDFラインの裏をついてくる。
何度か裏のスペースへの抜け出しを許してGKと一対一の場面を作られていました。
そして後半26分にとうとうルーズボールを奪われ失点。
これで1-1。
後半29分には望月くんからゴール前の加藤くんに渡り、シュートまで持ち込むもボールはポストの右にそれてゴールならず。
後半31分には玉置くんがファールを受けてFK獲得。
これは惜しくも左ポスト直撃。
この後、野洲が怒涛の攻めで決定機がかなりあったけれど、ゴールはならず。
逆にロスタイムに入ってから、中盤でのルーズボールを奪われ、DFライン裏を狙われ…GKの細川くんがフォローしようと前に出てきたけれど、防ぎきれずにつり出された状態でシュートを許し失点。
間もなく終了のホイッスル。
試合は1-2。
負けてしまいました。
*************************
悔しい(>_<)。
苦しい展開ではあったけれど、「あれをちゃんと決めていれば…」というシーンも数回あったので、なおさら悔しい。
この試合、神村学園の戦いぶりはお見事でした。
野洲のウィークポイントをこれでもかと、ついてくるのを見ていると、よく研究されているなぁ…なんて思ってしまいました。
それと、その戦法を可能にする運動量の豊富さ。
結局、70分を通して足が止まることはなかったですね。
終盤、さすがにヘロヘロになりかけたように見えたのですが、その時間帯の勝ち越し弾ですから…。
野洲としては、高いポゼッションと細かいパスワークで相手を崩しにかかるサッカーを目指すのであれば、相手以上に動きの質と量を高めないと苦しいですね。
あと、シュートの意識をもっと高めてもいいと思います。
これで野洲のインハイが終わってしまいましたが、しっかり課題を克服してまた全国の舞台に戻ってきてほしいと思います。
強化の夏がスタートします。
今回はけがで万全じゃない選手も多かったようですが、 まずはしっかりけがを治して…。
秋までの時間は短いので大事に使ってほしいですね。
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むぅさま、いつも楽しくブログ読ませていただいてます。
インターハイ観戦お疲れ様でした。
負けはしましたが、良いゲームだったみたいですね。
観戦記を読ませていただいて、課題もはっきりし、今後に期待が持てる内容だったようでそういう意味ではよかったなと思います。
今後が楽しみですね。
2バック・2ボランチですが、4バック気味だったんでしょうか。
この11人のメンバーは、しびれるような豪華メンバーですね。
横江選手が右サイド、水野・平山選手でセンターを固めて、左サイドが武田選手。いろいろ試した結果のベスト布陣だったんでしょうね。
この4人なら、SBが水野・横江。左右が武田・平山と思っていました。
もっと打ち合いの試合を予想していたので、相手のミスがあったとはいえ、守備はまずまずだったのではないでしょうか。
攻撃が望月選手の得点だけだったのが、やはり野洲らしさからすると、物足りなかった感じですね。
わたしも、相手に走り負けない運動量が野洲の選手にあればと、以前から思っていました。
神村などの九州の強豪とは、数年前からTMや野洲カップなどで対戦があると思いますけど、1試合を通しての運動量で向こうに一日の長があり、野洲の方が、後半に足が止まったりしてやられるケースがあって残念に思ったことが何度かありました。
今回も後半の逆転負けということで、最後までしのぎ切る体力と強さがほしいところでしたね。
サッカーは、最後らへんまでちゃんと持ちこたえていても、ワンプレーで得点されて負けることがよくあることなので、そこが勝負の厳しさですが・・・
フィジカルも全国クラスの野洲であってほしいと思います。
それと、わたしもシュートの意識、速く攻める意識がほしいと以前から思っていました。
回しすぎると、相手も守備の枚数が揃い、固められて隙が見つけにくくなると思います。
日本代表も、格下に固められると苦戦することが多いですよね。
でも、春よりは2バックも改善されて連携の成長も見られてきているように思いますがどうだったのでしょうか。
私は、選手権優勝チームの守備力を高く評価しているファンの一人です。
今後の野洲高校の活躍に期待しています。
投稿: うはうは | 2011年7月30日 (土) 00時11分
どうして高野君交代したんでしょうか
怪我?
投稿: u-ron | 2011年7月30日 (土) 00時27分
>うはうはさま
いつも丁寧な感想コメントありがとうございます。
バックの数は…微妙ですが…SBはやっぱりどちらかと言えば上がり気味だったかなと思います。
おっしゃる通り、九州のチームはよく走りますね~。
野洲カップとか、毎年、九国大附属にやられている気がするし、夏のミズノカップとかでは日章学園辺りに過去かなりやられた記憶があります。
野洲は…個々の技術は現段階でも全国でも通用するレベルだと思います。
ただ、今の段階ではその特性が味方やチームを助けるものになりきっていないというか、そんな感じが…(/_;)。
「この子らなら…このチームならもっとできるはず」というのが率直な感想なのですが、結果が出ない(>_<)。
勝つためには、まだ何かが足りないのでしょう。
全国に出てくるチームは、上手いのは当たり前。
上手さだけじゃなく、相手に絶対に負けないという気迫、このボールを絶対に味方につなげるんだという執念、走り負けない身体、最後まであきらめない粘り…etc…
泥臭い精神論はあまり好きじゃないんだけど、やっぱりこれって大事なんですよね。
泥臭い努力の下積みをいっぱいした上で、ピッチ上で華麗に一枚の絵を描く。
その時こそ野洲が目指しているサッカーに到達することができる…そんな気がします。
日頃の練習から勝負は始ってます。
いかに意識を高く持って質の高い練習ができるか!?
それを継続させられるか!?
夏は選手も大きく成長する時期です。
個々の選手もチームも大きく成長してくれると信じています。
インハイが変身を遂げる一つのきっかけになってくれればいいなぁ。
投稿: むぅ | 2011年8月 2日 (火) 17時16分
>u-ronさま
高野くんは直前に行われたマリノスユースとの練習試合でも傷んでの交代だったので、その辺りの影響もあったのではないかと思います。
(あくまでも推測ですが)
投稿: むぅ | 2011年8月 2日 (火) 17時25分